骨格の成長をコントロールするのが小児矯正治療
矯正治療というと、ブラケットという装置をつけて、歯を動かして歯並びを治すイメージをお持ちの方は多いようですが、小児矯正に関してはあまり知られていないようです。
小児矯正治療は、骨格の成長をコントロールすることで、歯並びの改善をおこなう治療です。
例えば、拡大床という装置があります。
写真の通り、1つ1つの歯には何も力は加わっていません。この装置は、歯列弓を横に広げる機能を持った装置です。
昨今、顎(あご)の小さいお子様が増えてきましたが、顎(あご)が小さいと、歯が生えるスペースもありません。
十分なスペースがないと、真っ直ぐに歯が生えてこないのです。そして、デコボコの歯並びになってしまいます。
そこで、写真の装置で、顎(あご)を広げて、スペースを作ります。
小児矯正治療の必要性・・・は?
小児矯正を行わなくても、大人になって成人矯正を行えば治りますので、必ずしも子供のうちに行う必要はありませんが
- 小児矯正治療は、痛みが少ない。
- 小児矯正治療のみで、歯並びが治る可能性がある。
- 装置は周りから見えないので、人に見られることない。
- 抜歯をしなくても歯並びが治る可能性が上がる。
- 治療費が安い。
などのメリットがあります。
お子様への負担を考えると、小児矯正を行う方が負担はかなり軽減されます。
小児矯正治療は、大きく分けて2つ
床矯正による骨格のコントロール治療
対象:叢生(でこぼこ)
対象年齢:混合歯列期~成人
装置の機能:側方への歯列弓拡大
治療の目的:萌出スペース獲得
使用方法(時間):就寝時間のみの場合~24時間使用まで
固定式装置による骨格のコントロール治療
対象:叢生(でこぼこ) 、一部の反対咬合
対象年齢:混合歯列期以降
(小学校高学年、中学生以降)
装置の機能:歯列弓の拡大
治療の目的:上顎側方拡大
使用方法(時間):固定式
対象:開咬
対象年齢:混合歯列期
装置の機能:舌癖の防止
治療の目的:舌癖の防止
使用方法(時間):固定式の装置のため取り外しは出来ず、癖が直るまで
対象:叢生(でこぼこ)
対象年齢:混合歯列期
装置の機能:側方拡大
治療の目的:側方拡大
使用方法(時間):固定式
小児矯正治療の開始年齢について
一般的に、7歳が小児矯正の治療開始時期と言えます。
7歳までには、一度、矯正医へご相談ください。
3歳~10歳頃が小児矯正の開始時期になります。10歳近くの幅がありますが、これは、歯並びの状態や不正咬合の種類によって、適切な装置、適切な時期があります。何でも早く始めれれば良いということではありません。
1人1人最適な治療開始時期は異なりますので、矯正医への相談をお勧めします。
*反対咬合(受け口)や上顎前突(出っ歯)の治療は、早い時期から始めるのが良い場合が多いです。早めの相談をお勧めします。























